本当に「やって後悔する方がやらないで後悔するよりマシ」なんだろうか?
プライムビデオで『ホームレス ニューヨークと寝た男』を視聴した。
見た目はとんでもないイケオジ(映画では52歳)なのだが、実はホームレスという主人公のMark Reay(マーク・レイ)。
6年もの間、ニューヨークの雑居ビルに囲まれたアパートの屋上で暮らしている。
でも、「ホームレス=失業者」ではない。
彼はモデル・俳優・フォトグラファーの仕事で生計を立てているのだ。
稼いだお金で、彼が重視する「ちゃんとした食事」や、引き締まった肉体を維持するための「ジム通い」(最小限の荷物を保管しておくためのロッカーをここで確保している)などの支払いをしている。
世界で最も家賃が高いと言われるニューヨーク。
そこそこいい感じの部屋に住もうと思うと一ヶ月の家賃が25万くらいするらしい。
そうすると、幾つかの職業上の肩書きがあっても、その道で大成功しているというわけではない彼の場合は住居の確保が難しいというわけだ。
コロナ禍のニューヨークで今も彼がホームレスをしているとしたら気の毒すぎる。
そう思って調べてみると、映画にも出てきたニュージャージーの実家で過ごしている様子。
インスタ
彼は好きなことを仕事にしたい、才能を活かしたいと思って生きてきたのだろう。
しかし、映画の中で「どこで間違えたんだろう。」と涙目でつぶやく。
見た目が格好良すぎると、バランスをとりながら生きるのが難しくなってしまうのかもしれない。
特にキャリア形成は案外難しいのかも。