愛しているから離れてる
プライムビデオで「今夜、ロマンス劇場で」を観た。
坂口健太郎さんが演じる映画監督を志す健司は、毎日のように映画館「ロマンス劇場」に通っている。
目的は、綾瀬はるかさんが演じる憧れのモノクロ映画のヒロインである美雪と(スクリーン越しに)逢うため。
ある事がきっかけで、なんと美雪がモノクロの姿のまま現実の世界に現れる。
現実の世界で過ごすうちに強く惹かれあっていく二人。
しかし、美雪は人のぬくもりに触れると消えてしまうという秘密を抱えている。
お互いを愛しているからこそ、二人の間に存在する物理的な距離。
これは…ソーシャルディスタンスの先取りではないか。
こんな風に女性を愛せるなんて、健司は最高の男だ。
(あくまでわたし基準)
ちなみにこの作品は健司の晩年を演じた加藤剛さんの(映画としての)遺作である。
つくづく、いい役者さんだったなーと思う。